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多くの海外勢が参加。注目の合同テスト&ルーキー・ドライバーテストが始まる

2022年12月7日

10月末、野尻智紀(TEAM MUGEN)の2年連続チャンピオン決定で閉幕した今シーズンの全日本スーパーフォーミュラ選手権。それから1ヶ月余り経った、12月7日(水)〜8日(木)、三重県鈴鹿サーキットでは、「SUPER FORMULA合同テスト&ルーキーテスト」が行われた。このテストには、12チーム、24名のドライバーが参加。今年のまとめを行うとともに、早くも来季に向けての滑り出しを開始している。

二十四節気で本格的な冬の到来を告げる「大雪」となった12月7日。鈴鹿でも朝はかなりの冷え込みとなった。晴れ間も見えていたものの、かなり雲も多い空模様となる中、この日1回目のセッションが開始されたのは、午前8時45分。気温7℃、路面温度9℃というコンディションのもと、コースがオープンされると多くのドライバーがすぐさまピットを後にする。今回のテストでは、KCMGの7号車、ThreeBond Drago CORSEの12号車、TEAM IMPULの20号車、Kuo VANTELIN TEAM TOM’Sの36号車がそれぞれ2名のドライバーを登録。初日は、7号車に小林可夢偉、12号車に三宅淳詞、20号車に平川亮、36号車にジュリアーノ・アレジが乗り込んだ。また、TEAM GOHのメインテナンスを行なっていたセルブスが、まだチーム名が決まっていないことを表すTEAM TBDとして1台で参加。トルコ人ドライバーのジェム・ボリュクバシでテストを行なっている。チャンピオンチームのMUGENも、1台での参加。レッドブル・ジュニアのドライバーとして注目のリアム・ローソンが初めてスーパーフォーミュラのステアリングを握った。これに対して、今回2台体制での参加となったのは、B-Max Racing Team。50号車には今季レギュラードライバーを務めた松下信治が乗り込んだが、51号車には今季アメリカのフォーミュラ・リージョナルで王者となったラウル・ハイマンが搭乗。こちらもスーパーフォーミュラ初体験となっている。すでに来季のドライバーとして関口雄飛の残留が発表されているTEAM IMPULの19号車にはスーパーフォーミュラのeスポーツアンバサダーに就任しているイゴール・フラガが乗り込み、テストを行なった。また、今回のテストで気になる存在としては、今季のルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した佐藤蓮。佐藤は今回、TCS NAKAJIMA RACINGの65号車に乗り込んでいる。

太田格之進と大津弘樹(DANDELION RACING)

リアム・ローソン(MUGEN)

イゴール・フラガ(TEAM IMPUL)

ジェム・ボリュクバシ(TEAM TBD)

ラウル・ハイマン(B-MAX RACING TEAM)

さて、セッションが始まると、序盤に好タイムを刻んだのは、 可夢偉、平川ら。この2人は9日にボローニャで行われるFIAの表彰式に参加するため、今回のテストは初日だけの参加ということで、最初から精力的に周回を重ねた。
その後、セッションは開始から約20分というところで、赤旗によって中断。これはボリュクバシのマシンにホイールが割れるトラブルが発生し、ドライバーがダンロップコーナーの先でマシンを止めたため。このマシン回収が終わると、セッションは午前9時15分に再開された。
この赤旗からの再開後、トップタイムを書き換えたのは、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)。山本はここで1分38秒060というタイムをマーク。佐藤もほぼ同じタイミングで、山本に続く1分38秒321をマークしてくる。しかし、その数分後には、平川が1分37秒645をマークして一時トップに浮上。さらに、今回DANDELION RACINGの5号車のステアリングを握っている大津弘樹が1分37秒463を叩き出して、トップに浮上してくる。
そこからのセッションは赤旗が複数回出る展開に。折り返しとなる午前9時45分頃には、DANDELION RACINGの6号車に乗り込んだ太田格之進が駆動系のトラブルからスプーンの入り口でストップ。太田のマシン回収が終わり、午前9時58分にセッションは再開されたが、そこからわずか10分余りという午前10時12分には、可夢偉のマシンに燃料系トラブルが発生。130R入り口のグリーン上にマシンを止め3回目の赤旗が提示された。可夢偉のマシン回収が終わり、セッションは午前10時18分に再開したが、そのわずか4分後には太田がヘアピンでスピン。4回目の赤旗が出る。そして、太田のマシン回収が終わり、午前10時29分にセッションは再開。この再開後、佐藤が大きくトップタイムを書き換えてきた。佐藤は、ここで1分36秒117を叩き出す。ところが、佐藤はトップタイムをマークした直後、ピットロードからコースに入ってきた他のマシンを避けたことで、2コーナーでコースアウトして、クラッシュ。左フロントサスペンションとフロントノーズにダメージを負ってストップしてしまう。これにより5回目の赤旗が提示され、セッションはそのまま終了となった。

Session 1 P.1 佐藤 蓮(TCS NAKAJIMA RACING)

 
2時間余りのインターバルを経て、2回目のセッションが始まったのは午後2時。この頃には雲がすっかり空を覆い、底冷えするようなコンディションとなる。それでも気温は11℃、路面温度は16℃と、1回目よりは温かいコンディションのもとで、コースがオープンされると、ほとんどのドライバーたちは続々とコースに入っていった。
ところが、セッション開始からわずか1分というところで、赤旗が提示される。これはダンロップコーナー立ち上がりで、小高一斗(KONDO RACING)がスピンし、グラベルストップしたため。小高のマシン回収が終わると、午後2時10分に、セッションは再開された。この時点でセッションが10分延長されることも決定し、各ドライバーは本格的な走行に入る。ここで、まず1分37秒台前半のタイムをマークしてきたのは、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)。その後、午後2時28分頃に、宮田のタイムを上回り、一時トップに立ったのは大嶋和也(ROOKIE RACING)。大嶋はここで1分37秒104までタイムを伸ばしてきた。さらに、その4分後には、平川が36秒台に突入。1分36秒891をマークしてくる。さらに、その15分ほど後には、アレジが1分36秒794をマークし、トップタイムを更新してきた。
その後、午後2時58分に、セッションは2度目の赤旗によって中断される。これは、佐藤がデグナーコーナーの2つ目でコースアウト、クラッシュしたため。佐藤のマシンは1回目と同じく、左フロントのサスペンションとフロントウィングにダメージを負っている。その佐藤のマシン回収が終わると、セッションは午後3時10分に再開。そこから、多くのドライバーが自己ベストを更新してくる。まず午後3時26分に、トップタイムを書き換えたのは、坪井翔(INGING MOTORSPORTS)。坪井はここで1分36秒438というタイムを叩き出してきた。しかし、その3分後には、山下健太(KONDO RACING)がこれを上回る1分36秒332をマーク。さらに、午後3時41分頃には、平川が1分36秒325と、山下のタイムを1000分の7秒上回り、この時点でのトップに立った。また、平川とほぼ同じタイミングでアタックしたローソンも、自己ベストを大幅に更新。1分37秒061をマークして、この時点での5番手に滑り込んでくる。
その数分後、平川のタイムを上回ってきたのは可夢偉。可夢偉はここで1分36秒077を叩き出す。しかし、その2分後には、再び坪井がトップに浮上。タイムは1分35秒970と、いよいよ35秒台に突入してきた。
さらに、午後3時54分に一気にタイムアップしてトップに立ったのは、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)。山本はここで1分35秒613を叩き出してくる。その後、他のドライバーたちも多くがアタックシミュレーションを行ったが、山本にはわずかに届かず。山本が初日をトップタイムで締めくくった。これに最後の最後に自己ベストを更新してきた山下、平川、坪井、可夢偉、大津と続いている。ルーキー勢では、ローソンが9番手で最上位。これに11番手の太田、13番手のフラガ、17番手のボリュクバシ、20番手のハイマンが続く形となっている。

明日は、ドライバーを変更するチームも出てくるが、1年の最後となるこのテストで、最終的に総合トップタイムをマークするのは誰なのか? 明日も興味深い展開となることは間違いない。

Session 2 P.1 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)

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