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総合トップは佐藤 蓮。ルーキー勢では太田格之進がトップタイム

2022年12月8日

コロナ禍の行動制限・入国制限が緩和され、久々に多くの外国人ドライバーが参加した、今年の「スーパーフォーミュラ合同テスト&ルーキーテスト」。三重県鈴鹿サーキットには、初日から多くの取材陣が現場を訪れ賑わいを見せた。12月8日(木)には引き続き2日目のセッションが行われたが、この日は日本の若手やルーキードライバーたちが躍動している。
この2日目の走行では複数のチームがドライバーを交代。KCMGの7号車は小林可夢偉に変えて野中誠太、ThreeBond Drago CORSEは三宅淳詞に変えて福住仁嶺、TEAM IMPULの20号車は平川亮に変えて関口雄飛、Kuo VANTELIN TEAM TOM’Sの36号車はジュリアーノ・アレジに変えて笹原右京がステアリングを握っている。また、TCS NAKAJIMA RACINGはドライバーを入れ替え、2日目は佐藤蓮が64号車、山本尚貴が65号車のステアリングを握った。

高気圧に覆われ、朝から青空が広がったこの日、最初のセッションが始まったのは、午前9時から。メインストレートには軽く追い風が吹いていたが、気温10℃、路面温度13℃と、初日よりも温かなコンディションのもとでコースがオープンされると、ほとんどのドライバーがすぐにピットを後にする。中には、アウトラップを終えてタイヤ交換練習をするチームも。また、ルーキーの中にはピットロードでタイヤ交換位置にマシンをストップさせる練習をしているドライバーの姿も見られた。
その後、セッション開始から9分というところで、赤旗が提示される。これはB-MAX RACING TEAMの51号車に乗るラウル・ハイマンがダンロップコーナーでスピン、ストップしたため。このマシンの回収が終わると、午前9時16分にセッションは再開された。
この再開直後、1分37秒188というタイムをマークして、計時モニターの一番上に浮上してきたのは、MUGENの15号車に乗るリアム・ローソン。しかし、その数分後には、坪井翔(INGING MOTORSPORT)が一気に1分36秒010までタイムアップしてトップに浮上。また、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)も1分36秒628と、36秒台に突入してくる。その30分ほど後、セッションを折り返したところでは、ルーキーの小高一斗(KONDO RACING)も1分36秒643と36秒台に入れてきた。その後も各チームは、セットアップの確認などテストメニューをこなしていたが、セッション終盤になると、多くのドライバーがアタックシミュレーションを敢行。まず残り時間が10分となったところでは、佐藤が1分36秒255をマーク。さらに、セッションの残り時間が5分となったところでは、大津弘樹(DANDELION RACING)が1分36秒162、太田格之進(DANDELION RACING)が1分36秒061をマークしてくる。しかし、セッション序盤に坪井がマークしていたタイムには、いずれもわずかに届かなかった。
しかし、セッションが残り3分となったところで、トップタイムを書き換えてきたのが、宮田。宮田は各セクターで全体ベストを刻むと、1分35秒535というタイムを叩き出し、初日の総合トップタイムを上回ってきた。さらに、山下健太(KONDO RACING)、山本、最後の最後には坪井も1分35秒台に突入。しかし、宮田のタイムには届かず、2日目最初のセッションは宮田がトップとなっている。これに続いたのは、山本、山下、坪井。ルーキーとしては太田が5番手と最上位につけた。

野中誠太(KCMG)

笹原右京(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)

ルーキー・ドライバートップタイム 太田格之進(DANDELION RACING)

3時間のインターバルを経て、今回のテストの締めくくりとなる最後のセッションが始まったのは、午後2時。ストレートの追い風は午前中と比べてかなり強くなったが、青空と陽射しに恵まれ、気温は14℃、路面温度は19℃まで上昇した。そのコンディションのもと、コースがオープンされると、多くのドライバーがすぐさまコースイン。走行を開始する。
このセッションでも、序盤から好タイムをマークしたのは、宮田。宮田は、すでに1アタックしたユーズドタイヤでいきなり1分36秒766というタイムを出してくる。また、セッション開始から18分というところでは、国本雄資(KCMG)が一気にタイムアップ。1分36秒794と、宮田に続くタイムをマークした。さらに、開始から21分というところでは、ローソンが最後の1セットとなるニュータイヤを投入し、アタックを行う。ローソンは、セクター1、セクター2で、全体ベストをマーク。しかし、セクター3、セクター4では自己ベストに留まり、1周して戻ってきた時のタイムは1分36秒816。この時点での3番手となっている。
その後、セッションは開始から44分というところで赤旗によって中断される。これは、ピットロードを出た所で太田のマシンがストップしたため。太田はコースに出た所で、後方から迫ってきた速いマシンに進路を譲ろうとした際、回転が落ちてエンジンがストップしてしまった。
太田のマシン回収が終わると、午後2時51分にセッションは再開。そこから間もなくトップタイムを書き換えてきたのは、笹原。笹原は、ここで1分36秒481までタイムを伸ばしてきた。
セッションが折り返し、後半に入った所で、この笹原のタイムを上回ってきたのは、佐藤。佐藤は午後3時20分頃、1分35秒988と一気に35秒台に突入してくる。さらに、その数分後、午後3時28分には山本がトップタイムを更新。セクター1とセクター3は自己ベストだったが、セクター2とセクター4では全体ベストをマークして、1分35秒767を叩き出した。
その後、セッションの残り時間が20分を切ったあたりからは、各ドライバーが続々と自己ベストを更新。まずは太田が1分36秒690をマークして、この時点での4番手に浮上してくる。続いて、大津がこれを上回る1分36秒123をマークし、この時点での3番手に浮上した。また、宮田が1分35秒台に突入。宮田は1分35秒938をマークし、2番手に浮上してくる。これとほぼ同時に阪口晴南(INGINGMOTORSPORT)が1分36秒356、松下信治(B-MAX RACING TEAM)も1分36秒380と36秒台前半のタイムをマークし、この時点での5番手、6番手に浮上してきた。
さらに、セッションの残り時間が12分となった所では、山本が全セクターで全体ベストを更新。1分35秒447を叩き出す。この時点で、2番手につける宮田との差は0.491秒となっていた。
 
総合2番手 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)

この後、セッションの残り時間が10分を切ると、多くのドライバーがニュータイヤを投入。残り時間5分というあたりからは、続々アタックに入る。ここで山本のタイムを上回ってきたのが、佐藤。佐藤は1分35秒332を叩き出しトップに立った。また、この日の朝、初めてスーパーフォーミュラのステアリングを握った野中が一気にタイムアップ。1分36秒292をマークする。続いて関口が1分35秒690と、36秒台に突入。これに続いて、山下も1分35秒757をマークしてくる。そして、宮田がさらにタイムアップ。宮田はここで1分35秒350を叩き出したが、佐藤にはわずかに0.018秒及ばず、2番手に留まった。さらに、太田が1分35秒642をマークして4番手に浮上。続いて大津も1分35秒670をマークし、5番手に浮上した。
結局、最後のアタックで佐藤のタイムを破ったドライバーはおらず、佐藤が2日間を通じての総合トップで今回のテストを締めくくった。宮田は2番手、山本は3番手。ルーキーとしては、太田が4番手で最上位となっている。

これで今季全ての日程を終了したスーパーフォーミュラだが、来季はどんな戦いが繰り広げられるのか。3月には来季最初のテストが同じく鈴鹿で行われることになっているが、どんな顔ぶれがどんなタイムを刻むのか。今から春が待ち遠しいオフシーズンとなる。

総合3番手 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)

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