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「全体として良い方向性が見えてきている」
2018年3月20日
No.64 ナレイン・カーティケヤン TCS NAKAJIMA RACING
初日総合18番手 2日目総合3番手
クルマの状況が、ミディアムを履いた時とソフトを履いた時でかなり違うので、セットアップでも大きな変更をしなければならなかった。だから、昨日はとても難しい1日だったよ。今日は、もう少し理解が進んだと思う。伊沢選手と僕とで違うセットアップを試していて、伊沢選手のクルマはミディアムタイヤの時にとてもいい感触に仕上がっている。一方、僕のクルマはソフトタイヤでの状態がいい。だから、全体としていい方向性が見えてきていると思うし、今回のテストに関してはそこそこ満足。ただ、今後もさらに多くの仕事をしなければならないだろうね。
今日の最後のアタックは、悪くなかったと思うよ。ただ、予選とは違うから。日が沈みかけていて、デグナーではそれほどリスクを背負う訳に行かないんだ。路面がハッキリとは見えない時間帯だから、あそこでは少しタイムロスをしているよね。でも、開幕戦では、いい仕事をできるんじゃないかっていう感触があったよ。
次のテストは富士で行われるけど、これまでナカジマ・レーシングのクルマは、余り富士で戦闘力を発揮することができていない。富士でいいセットアップが見つかっていないんだよ。テストの時はまだ寒いだろうけど、レースは7月とコンディションも大きく変わってしまう。そういう意味では、富士のテストに行く意味があるのかなっていう気もするけど(笑)、何とかいい方向に持って行きたいね。