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「まさかポールポジションを獲れるとは思っていなかった」
2018年4月21日
予選第1位
No.16 山本尚貴(TEAM MUGEN)
「気持ちとしては素直にうれしいですが、まさかポールポジションを獲れると思っていなかった、というのが本音です。テストのときにソフトタイヤをうまく使えなかったこともあり、ここに来るまでは不安でした。それだけに今回ポールポジションが獲れるとは思ってなかったですね。もちろん(ポールポジションを)狙ってはいましたし、ポールポジションを獲りたいと思ってアタックはしていました。でもまさか獲れるとは…。うれしい驚きでした。アタック自体はうまくいったのですが、16号車としてちょっとした問題を抱えていたこともあって(ポールポジションを)獲るのは難しいかなと思ったのですが、最後に気合を入れたこととクルマもがんばってくれました。あとはチームがいいクルマに仕上げてくれたという感じなので、(チームの)みんなには感謝しています。
(Q2の赤旗後、再開時はピットで待機していたが)3番手と4番手でタイム差があったので、2セット目(のニュータイヤ)を入れないといけないという考えがそもそもなかったですね。逆にこれで抜かれてしまったらしょうがないかなと思っていました。なので(待機中は)焦りもありませんでしたし、Q3をどうやって速く走ろうかなぁということを考えていました。
決勝の展開は…、ほんとわからないですね。タイヤも制限されたセット数になったし。欲を言えばタイヤがもうちょっとだけ1本でも多ければ、ロングランできる時間もあるんですが…。明日はワンストップで(タイヤが)もつのか、2ストップにするのか3ストップ(作戦)もあるかもしれない。そういう意味では選択肢が今までのレースより増えるものの、おそらく300kmになったことでピットウィンドゥがみんな決まってしまうようにも思います。また、2ストップ、3ストップ(作戦)を採りたくても、燃料の関係上早めに入ることもできないし。その辺はみんなも同じ考えでしょうから、意外とあまり作戦が大きく振れないんじゃないかなと思います。あと、ソフトとミディアム(タイヤ)のどちらにクルマ(のセット)を振るかもカギになると思います。路(面温度・)気温次第でミディアムの持ちもわからないので、ある意味ギャンブルにもなると思います」
予選第2位
No.15 福住仁嶺(TEAM MUGEN)
「フリー走行からの流れを考えると正直2番手にいけるとは考えていませんでした。ただ実際に予選が始まってニュータイヤを装着したところ、1回目のニュータイヤはすごく苦戦したんです。ですが2回目(のニュータイヤ)はタイムを伸ばすことができて、なんとなく雰囲気をつかむことができました。ただ最後にソフトタイヤでギリギリ山本(尚貴)先輩に負けてしまったのですが、タイムを見てみると、2番手というのは正直悔しいです。
僕にとって、明日は初めてのスーパーフォーミュラでの決勝なので、不安要素が多いですね。でも、レース戦略で不安というのではなく、レースペースに不安があります。自分が大丈夫かどうかまだわからないし、どうやって50周ちょっとをタイヤマネージメントするかわかっていないので。実際、テストでロングランをしたときはそんなに良くなかったんです。正直、その部分での不安があります」
予選第3位
No. 5 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「何事もなければ、予選ではQ3まで進めるパフォーマンスがあるという手応えが今朝のフリー走行の段階でありました。Q2で赤旗が出るタイミングもありましたが、幸い僕はタイムを出した後だったので、そういう運にも恵まれてQ3に進出することができました。ただ3位というポポジションは正直言って悔しい。ですが、レースを見据えて考えると(距離も)長いですし、充分(勝てる)チャンスがあるポジションなのかなと思います。
Q1での(チームメイトの)松下選手のタイムを見たときは、どこか近道をしてきたのかと思ったくらいです。同じ(チームの)クルマとは思えないくらい、なにやってるんだろうと思いました。焦りがハンパなかったですね(苦笑)。
明日の決勝はどうなるかまだわからないですね。ですが、もしこの順番(予選順位)で1コーナーに入っていったら、もう山本さんの作戦を見ながら動くしかないですね。下手したらうしろにいる人がとんでもない作戦をやってきて、気がついたら(僕の)前にいるという展開になってしまうかもしれないし。明日のフリー走行を走ってみて、決勝でさらに気温・路面温度が上がって、なんだこれ、みたいなことになるかもしれないし。ホント謎です。これからチームに戻っていろいろしっかりと作戦面を考えます。そして明日は(表彰台の)一番高いところに上がって、また記者会見場に戻ってきたいと思います」