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今大会ルーキー2選手がサタデーミーティングに登場
2018年5月12日
今大会ルーキー2選手がサタデーミーティングに登場
5月12日、朝のフリー走行後の12時15分から恒例のサタデーミーティングが行われ、オートポリス大会でスーパーフォーミュラを初ドライブするNo. 7 トム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)とNo.15 阪口晴南(TEAM MUGEN)が紹介された。
2010年ドイツF3、2016年Formula V8 3.5シリーズでシリーズチャンピオンを獲得したディルマン。以前より日本でのレース参戦で活路を見いだそうとしたというが、これまでその機会が巡ってくることはなかったとのこと。今回は念願叶って初の日本、オートポリス出走、そしてスーパーフォーミュラ参戦の”初ものづくし”となった。
「トヨタ、チームル マンに対して、参戦する機会を与えてくれたことに感謝しています」とディルマン。「初めてのことばかりで学ぶことがたくさんありますが、昨日の専有走行、今朝のフリー走行と走ってクルマには慣れたものの、特にタイヤに慣れることが一番の仕事です」と語った。事前にドライビングシミュレータでオートポリスを走ったというが、データではヨコハマタイヤでのスーパーフォーミュラの設定がなかったため、F2車両でサーキットに慣れるためのシミュレートをしたという。「スーパーフォーミュラの評判は以前から聞いていました。チャンピオンになったドライバーも現役で多くいので、その中でいきなり挑戦するのは難しいですが、できる限りのことをしたい」と、レースに向けての意気込みを口にした。
一方の阪口。同チームの福住仁嶺(F2参戦につき欠場)に代わってのスポット参戦となる。「オートポリスのコースの特徴はF3で掴んでいますが、スーパーフォーミュラで乗ると景色が大きく変わってきます。そのアジャストが難しいですね。開幕戦で予選ワン・ツーを飾っているチームで参戦できることに感謝して、今はとにかくクルマに慣れることを第一目標にしています」と阪口。今季参戦中の全日本F3と比較し、「シャシーは同じダラーラですが、速く走らせるための方法は僕の中で全然違います。パワーもタイヤも違うので、F3の走りは通用しない」とSF14の印象を振り返った。また、予選に向けて「改善するポイントもあるんですが、まだソフトもミディアムもニュータイヤを着けていないのでどうなるかわかりません。でもそこは経験豊富なチームに相談してアジャストし、100%出し切れるようにがんばりたい」と健闘を誓った。この先、このカテゴリーでのフル参戦を視野に入れたふたりの活躍に注目が集まる。
このあと、日本レースプロモーションが、オートポリス、SUGO、岡山の3大会で生中継の解説を担当するジャーナリストの古賀敬介氏を紹介。古賀氏は「取材で得た多くの情報をアウトプットし、少しでもみなさんのお役に立てれば」と挨拶した。一方、第4戦富士大会の解説は、SUPER GTのチーム ルマンで監督を務める脇阪寿一氏が担当すると発表した。