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2018年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第4戦予選
トップ3記者会見
2018年7月7日
予選1位
No.3 ニック・キャシディ(KONDO RACING)
「どういう状況であれ、今日はポールが獲れると思っていた」
「すごくうれしいです。今シーズン、僕はこのスーパーフォーミュラで結果を残したいという思いが強くて頑張っているのですが、今日も集中して臨んだのですが結果が出てうれしいです。
今回難しかったのは、セッティングでした。ウエットでもドライでも、タイヤ選択には自信がありました。なので、ピットで慌ただしくセットを変えようとする様子を見て、「ねぇ、みんな!聞いてる? セットは換えなくてもいいよ」、なんていう面白い状況だったんです。スタッフは驚いていましたね。とにかく僕としてはどういう状況であれ、今日はポールが獲れると思っていたので、落ち着いて行こうと思っていました。
Q3でタイヤ交換のためにピットインするタイミングはチームと無線でやりとりし、僕がそのタイミングを決めました。ただ、(中嶋)一貴選手に抜かれたときは、もう彼がポールを獲ったとも思いましたね。ですが、ウエットタイヤを装着したとき、セットアップもタイヤの内圧もパーフェクトではなかったものの、自分でできることを最大限にやろう、いい仕事をしようと思って走りました」
予選2位
No.16 山本尚貴(TEAM MUGEN)
「2番手を得られたことを明日の決勝でしっかりと活かしたい」
「どのドライバーにとっても難しいコンディションだったと思います。特に最後のQ3に関しては、ほとんどのドライバーがスリック(タイヤ)を着けていましたが、あれほど雨が降っているとは思いませんでした。唯一、中嶋一貴選手がウエットタイヤを着けたという情報が入ったので、(彼が)『ポールポジションを獲ったな』と思ったくらい戦略的には裏目に出たのですが、チームもすぐにタイヤ交換をしてくれて、2周(アタックが)できました。結果として、アタックが2周できたか1周になったかで差が出た予選でもあったと思います。それとドライバーがどれだけ頑張れたかの部分でもあったかと思います。個人的なことでいえばこういった荒れたコンディションの中でセカンドのポジションを得られたというのは、自身の成長を感じるものだったと思います。チームも戦略をすばらしくリカバリーしてくれたので、この2番手を得られたことを明日の決勝でしっかりと活かしたいと思います」
予選3位
No.1 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
「できる限りのことをしての3番手だった」
「今日の予選はすごく判断が難しく、予測しようにもコースに出てみないとどのくらい雨が降っているかわからない状態でした。予測というよりも臨機応変にできたかどうか、みたいなところがありました。その中でしっかり(チームの)2台がQ3に進めたので、チームのとっさの判断だと思います。Q3は最初ドライタイヤで出ていって、しかも一番最後だったので、タイヤを換えるのが一番遅いタイミングになりました。ピットを出るときに『ごめん、タイミング的に計測1周しかできない』と言われたので、そこに集中するしかありませんでした。ここにいるメンバー(予選トップ3)の中で、僕が一番最初にチェッカーを受けてしまったので、その時点ではトップだったんですが…(結果は3位)。できる限りのことをしての3番手だと思うし、走りにも満足しているので仕方ないなと思います。勝負は明日なので、また頑張りたいと思います。
Q3は最初出て行ったとき、セクター1、2はかなり水が少なく、ドライタイヤでも行けちゃうのかなと思ったくらいです。でもヘアピン立ち上がったくらいからすごい雨になり、セクター3が結構降ってて…。その時点でセクター1とかは結構(路面が)乾き気味だったんです。『これは早く出たもん勝ちだから、はやく(タイヤを)換えてくれ』と(無線で)言ったら、『石浦、一番最後だから(ポジションアップは)厳しい』と言われて…(苦笑)。なので、ウエットタイヤで最初から行った人がポールだろうなと思っていました。でも(タイヤ交換後)出て行ってからは、コンディションが安定していてタイヤが計測1周目のセクター3からやっとグリップが出てきたくらいでした。もう1周行けていればもうちょっとタイムが出てたかもしれませんね」