エンジニアたちの作戦計画
第1戦 鈴鹿サーキット
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
20中村 成人
ドライバー:平川 亮
今年の体制について
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ご自身の移籍、異動などはありましたか? 担当されるドライバーに変更はありましたか?
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自分自身、移籍しました。このチームでは初めてのシーズンになります。ドライバーも移籍(復帰)組ですが、以前に組んだこともあり、ものごとをスムーズに進めることができています。
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コンビを組むドライバーについて、今年変更があった方は、ここまでに感じた印象とパフォーマンスについて教えてください。変更のない方は、新たなシーズンに向けて協同作業を始めた段階で受けた印象を語ってください。
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パフォーマンスは文句なしです。ブランクを感じさせるところは全くありませんし、まだまだ成長中だと感じさせてくれます。
そして、お互いに成長できるよう努力していきます。
プレシーズンテストについて
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鈴鹿、富士、2回・4日間のプレシーズン・テストではそれぞれどんなプログラムを消化しましたか?
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かなり多くの面を見直し・再確認・テストしました。また、タイヤの使い方を中心にメニューを組みました。とくに鈴鹿では、初めての走行ということもあり非常に緊張して臨みましたが、比較的順調にテストを進めることができました。一方、富士ではうまくいかないところもあり、難しさを痛感しているところです。
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プレシーズン・テストで得られた成果、逆に「もうちょっとこんなことを確かめたかった…」ことなどを教えてください。
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まだ若干消化しきれなかったメニューがあるので、シーズン中にタイミングを見てテストしていきます。また、常に攻めの姿勢でチャレンジしていきます。内容は秘密です。
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今シーズンの「鍵」のひとつは2スペック・タイヤだと考えられますが、現状でそれぞれの仕様の特徴、使い分けなど、どうとらえていますか?
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まだ勉強中の点もありますが、内緒です。
2018年シーズンの開幕に向けて
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今シーズン、ドライバーとともに達成したい目標をどこに置いていますか?
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ドライバーズチャンピオン、チームチャンピオン。簡単ではないのはわかっています。それでも達成に向けて全力で邁進すべき目標です。
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トラック・エンジニアとして今シーズン目指すターゲット、クルマづくりやレースの組み立てをどう進めたいと考えていますか?
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スーパーフォーミュラはチームメンバー全員の力を結集して戦うレースだと考えています。チームの皆さんの力を借りて、あまりヘンなこだわりを持たずに、柔軟な姿勢で臨みたいと考えています。そして、何より結果重視で攻めていきます。