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2018年開幕戦専有走行トップ3ドライバーコメント
2018年4月20日
専有走行1位
No. 17 塚越広大(REAL RACING)
「最初の走り始めは、少しオーバーステア傾向だったんですけど、そこから事前のミーティングで決めていたメニューをこなしていきました。その中で、いいセットもいくつかあったので、それを活かして最後はソフトでアタックしました。ソフトをこのセッションで履いたのも、全部予定通りですね。ソフトの時には、計測1周目でアタックしましたが、ウォームアップ1周では少し難しかったかなという感じでしたね。少し温まりが悪くて、セクター1ではちょっとタイムロスしている感じがしました。セクター3は、何か今日はトヨタ勢の方が速かったような気がしますね。自分自身もクルマのセットはもう少しやりますけど、エンジンの特性とかでも若干違うのかなと思います。気温が予想よりもだいぶ高いので、マッピングとかそのあたりの合わせ込みも、明日に向けてやっていかないと。明日の朝のフリー走行で何をするかは、この後のミーティングで決めることになりますが、レースでソフトタイヤ義務付けという部分は、誰にとっても“悩み所”。タイヤを上手に使った人が決勝で速いと思うんですけど、クルマのセットをミディアムとソフトとどちらに合わせるかなど、考えなければならないことは多いですね。そのあたりは、今日の走行を踏まえて、上手に組み立てて行きたいなと思っています。トップタイムで気持ち良くスタートはできましたが、他のドライバーはソフトを履いていないですし、地に足を着けて自分たちのベストを出せるように、明日に向けて準備したいですね」
専有走行2位
No. 18 小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)
「走り始めから、クルマのバランスはそんなに悪くなかったです。そこから、今回持ってきたものを色々試しました。その良し悪しはこれから解析しないと分からないですけど、乗っている感じではそれほど大きな差はないかなという感じでした。その後、セットを元に戻して、ソフトタイヤを入れただけです。ソフトを使ったのは、路面が温かい時に見ておいた方がいいんじゃないかなっていうことで、プラン通りですね。明日は、朝の走行の時間帯が早くて温度も上がっていない分、予選に向けて余り意味ないかなと思うので、今日のうちに見ておこうと。ソフトタイヤの時は、ウォームアップからすぐアタックに行こうと思ったんですけど、そのタイミングでいっぱいピットからクルマが出てきて、1コーナーが大渋滞してたんですよね。その中に、広大もいました。で、広大もニューを温めている所で遅かったので、僕はアクセルを緩めないとムリだなと。それで、もう1周ゆっくり行ったんですけど、タイヤ的には、絶対に1周目の方が全然速いですから、ちょっと運が悪かったですね。冬のテストでも、計測1周目からアタックしていたので、結果としては1周目の方が取り分はあります。セクター1で温まっていないぐらいの方が、セクター3、4のタイムが伸びるんですよ。2周目のアタックだった僕の場合は、もうタイヤのピークグリップは落ちていました。一方、今回は温度が高い分、ミディアムタイヤが動いていて、結構感触がいいんですよね。ソフトはまだ他の人たちが使っていないので、まだ何とも言えないですけど、僕自身の感触はそんなに悪くなかったです。とりあえずやれることをやって、予選に向けて最善を尽くしたい。開幕戦からトップを争えるように頑張りたいですね」
専有走行3位
No.1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)
「突然夏が来て、春がなかったので…。いつもだったら、この開幕戦っていうのは、冬のテストの勢力図のまま始まるんですけど、いきなり夏の勢力図になったかなっていう感じで。正直、僕らも最初のタイムでは何となくあの時点での一番上にはいましたけど、ビックリしたというか、冬の感覚からしたら“グリップしない”っていう。使ったタイヤがほぼニュータイヤでの39秒台ですから。テストでは36秒台でしたから、3秒遅い世界なんですよね。だから、僕も僕なりにグリップしないって思っているんですけど、タイムを見る限り全員そうなんだなと思いましたし、ミディアムでも結構落ちて行くので…。鈴鹿ってタイヤに対する入力が高い上に、気温が高いので、去年シーズンを通して感じていたよりも、鈴鹿だからさらに落ちるイメージがミディアムでもあって。まだソフトを履いていないんですけど、「これはソフトを履くとどうなるんだろう?」っていう。ちょっと「今週は大変なことになりそうだな」っていうのが、分かっただけです。今日、ソフトを使わなかったのは、正直なところ、ソフトとミディアムのバランスの違いを見たかったからですね。明日の朝、連続で履いて、バランス変化を見たいっていうのがありました。今日のタイムは、最初のアウティングでどれだけ攻めたかっていうだけの並びだったと思います。その後のみんなのセクタータイムとかを見ていると、決して優位ではないというか。塚越選手や伊沢選手、最後は関口選手も速かったですし、みんなのタイムを出したタイミングやタイヤの状況を見比べると、トップ5ぐらいにはいるでしょうけど、自分より速いクルマが何台かいそうです。今日の結果はホントの順位じゃないというか、少し負けているなというところがあるので、これからちょっと考えて行かなくちゃって思っています。今、自分がタイムの出ているセクターも活かしながら、今日負けていたセクターを補えば、いい戦いをできるという自信はあります」