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「第2回公式合同テスト」初日ドライバーコメント

2018年3月30日

初日総合トップタイム(セッション1 トップ)
No.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

「朝は、路面ができるのを待っていたのと、走行時間の長さとタイヤのセット数を考えて、しばらく経ってから走り始めました。走り始めたら、結構最初からクルマのフィーリングは良くて、タイムももちろん良かったので、いい感じでした。でも、最初から、まだドライバーも慣れていない段階で、ミディアムのニューで走り始めて23秒2とか出て、そこから1日色々セットアップを変えて行って、路面ができた午後の最後でもミディアムで23秒2。走り始めと同タイムだったので、“何なんだろう?”みたいな感じでしたね。
午前から午後、ずっといいモノを着けて行って、全部最強の状態で、最後は条件も良くなって新品タイヤを着けて行ったら、走り始めと変わらなかった。ドライバーとしては乗り始めの一発目はちょっとミスして余っている所もあったんですね。そこで上手くまとめていたら、午後よりも速かったんです。そういう傾向は、去年からあって。Q1、Q2は速いんですけど、Q3でみんなのタイムが上がってくる中で、自分がタイムを伸ばしていけないっていうのが結構あったんですよ。その傾向が、今年も全く一緒なんですよね。
午前中の最後にソフトでトップタイムを出していますが、まだ少し直したいところはあるという状況でした。去年とかオフのテストで、可夢偉選手がタイヤだけソフトにするとバーンとタイムが上がってきていましたが、その逆で、僕はミディアムだと結構いいんですけど、ソフトにしてもタイムが余り上がらなかったりして、結構悩んでいたところがあったんですね。その点、今年は予選で全戦、基本的にソフトを使わなければならないので、ソフトも上手く使いこなしたいなっていうのがあって、それをテーマにやっていたんですけど、今日はそれが上手く行きました。そこは少し安心しましたね。去年まで、どちらかというとアンダー傾向だったので、それが良くなったんですけど、結局午後の最後はまたアンダー傾向が出てきてしまって。午後の上位はみんなソフトタイヤだと聞いていますが、自分に関して言うと、走り始めより最後の方が退化していると思うので、そこが微妙です。ラバーが乗ってきた時に、僕が一番影響を受けやすいので、そこが問題ですね。午後はエンジニアがやりたいと言っていたメニューに沿ってやっていたんですが、タイヤも200㎞近くになってきて。鈴鹿の時は、まだそんなにタイムが下がったりしなかったんですけど、今日の午後になって路面温度が上がったら、アウティングごとにどんどんフィーリングが悪くなってタイムも下がって行ったので、正直余り評価が分からなくて。そこで変にコメントもしたくないですし、ずっと“分からない”って言っていました。でも、その中に幾つか良さそうなものはあったので、それを明日もう一度確認したいと思っています」

初日総合2番手(セッション2 トップタイム)
No.2 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)

「朝は富士に合わせ込むことがメインで、その中で色々と決められたメニューをやったり、セット変更に対する感度を確認していました。温度が低かったこともあって、路面は午後よりも良かったですね。その中で、ミディアムのニュータイヤでアタックしましたけど、結構クルマ的には問題が多くて。グリップが出ていなくて全然安定せず、結構忙しい1周でした。オーバーテイクボタンが使えたので、それで結構タイムが出ていたんですけど。午後はそれを使えなかったので…。もし午後のソフトのアタックでそれを使えていたら、総合トップタイムも見えていました。ただ、クルマにまだ不安な部分があって、そういう意味では完璧ではないですね。
午前中の問題を改善するために、午後はさらにクルマをアジャストして行きました。でも、温度が上がったせいもあって、路面コンディションが余り良くなかったですし、クルマの方も自分が求めていた状態にはなりませんでした。全体的にグリップが余り出ていなくて、クルマの挙動が乱れることも結構多かったですね。今のクルマはソフトに合っていると思うんですけど、それもまだ完璧ではないです。ミディアムだと問題点もまだ多いですし。トライしたことを元に戻して再確認してとか、時間をかけて午後は色々やっていましたね。セッションの最後には、ソフトでアタックしました。その時は、余り路面の悪さは気にならなかったんですけど、やっぱりクルマの挙動が余り良くなくて。全体的に気持ち良く走れなかったという感じです。1分22秒7が出た前の周に、本当はアタックしようと思っていたんですけど、1コーナーでロックして飛び出してしまって、ちょっとフラットスポットも作ってしまったんですね。それで翌周、どれぐらいグリップするか分からないまま、アタックに行ったら22秒7が出て。そこで、ある程度グリップするなっていうのが分かったので、もう1アタックしたら、1分22秒1が出ました。でも、計測4周目だったので、結構タイヤもタレていて、余りまとまらなかったんですね。だから、タイム的にはもっと全然行くと思うんですけど、今は自信を持ってアタックできていないので、クルマをもうちょっと煮詰めたいですし、ドライビング的にももうちょっとしっかり1周まとめて走れるようにしたいですね」

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