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2018年第2戦 ドライバーコメント
2018年5月17日
No.16 山本尚貴(TEAM MUGEN)
「これまでウェットでは余りフィーリングが良くなかったんですけど、今日のフリー走行ではものすごくフィーリングが良かったですね。今後に向けてウェットに関してのいいデータは取れました。そういう状況もあるので、レースができていれば、ポジションを上げられる可能性はありましたけど、それも雨量次第。雨量が多ければ、前が見えなくて、ポジションを上げて行きづらいですし。フリー走行の時ぐらいの雨量だったら、充分前に行けるチャンスはあったと思うんですけどね。
お客さんのことを考えると、レースをできなかったのは残念ですし、僕たちもレースをやりに来ているので、本意ではないですけど、この状況を見るとどうしても走れる状況ではないので、(中止は)賢明な判断だったと思います。また、僕自身のシーズンを考えると、今回(平川選手以外)誰もポイントを獲れなかったというのはすごくプラスのことでしたし、ロスが少なくて済んだなっていうのが本音と言えば本音です。
次の菅生も決して嫌いなコースではありません。ただ、去年はちょっと苦しみました。なので、100%自信を持っている状況ではないですけど、今回のオートポリスでもクルマに対する理解度がさらに深まったので、走るのが楽しみだなっていう気持ちではいます」
No.1 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
「今日、天気が悪いのは前から分かっていたことじゃないですか。その中で、ピットウォークに出たら、思ったよりもお客さんが来てくれていてビックリして。これだけ楽しみに見に来てくれていたお客さんがいっぱいいたんだなと思って、ついさっきまでのウォームアップも走りましたし、レースに向けてどうしようかなって色々考えて準備していました。だから、(中止になったのは)すごく残念なんですけど、土砂降りになってしまったので、判断は正しかったのかなと。今回はちょっと残念なんですけど、また次以降、いいレースを見せたいなと思います。
このクルマとこのタイヤになってから、去年の最終戦鈴鹿の予選ぐらいしか、ウェットでまともに走ったことはないと思うんですけど、今日のウォームアップで走った感じもそんなに悪くなかったですね。だから、以前のタイヤより、ヨコハマのウェットタイヤは上手く使えているんじゃないかと思います。ウェットでのレースをやってみたかったという気持ちはちょっとあります。視界がどうのこうのは除いて、相対的にどの位置にいるのかとか、色々見てみたかったですね。
次の菅生もすぐ2週間後にありますが、今回の予選でも、ミディアムタイヤの使い方とか、ちょっと分かったところもありましたし、1戦1戦勉強しているところなので、それを活かして次はもっといい結果を出せるんじゃないかと思っています。ウチのチームは、菅生で2台揃って余り良くない年もありましたが、そこから何とか抜け出して、今年はトップ争いできるようにしたいですね」
No.15 阪口晴南(TEAM MUGEN)
「経験のない雨の中で、自分がどれだけのタイム、パフォーマンスを発揮できるかというのはちょっと知りたかったですし、またロングディスタンスのレースも経験したかったので、その点はすごく悔しいですけど、この雨なので(中止は)仕方がないですね。
今回(予選まで走ってみて)、ここに来る前に思っていた以上に、手応えが掴めました。自分でもビックリするぐらい、“自分はここで戦えるんだ”っていうのを証明できたと思いますし、自分の中でも大きい自信になりました。Q2敗退でちょっと残念な結果でしたけど、ポテンシャル的には充分Q3に行けるぐらいだったと思うので、あとは経験と頭を上手く使ってしっかりタイムを出すっていうことだけ身に付ければ、全然戦えると思います。特に、予選Q1の最初のタイムは、先輩方や回りの皆さんビックリしてくれて、褒めて下さいました。それは自分も嬉しかったですし、ちょっと脅威に思っていただけたのであればすごく良かったと思います。ホンダさんも、ここに来る前、“絶対に結果を出せよ”と僕を追い込むことなく、どちらかというと“練習のつもりで行って来い”と気楽な気持ちで送り出して下さったので、それには本当に感謝ですね。
今回見て下さっていた方には、僕がビッグフォーミュラの扱いというのを上手くできていたというのを分かって頂けたと思いますし、そういう意味では今後、スーパーフォーミュラなりF2に送り出しても大丈夫だろうっていう信頼を得られたのではないかと思います。そこは自信持って、胸を張って行きたいですね。英語も勉強していますし、実際にF2などに行ければ、何とかなるとも思っていますよ。スーパーフォーミュラも最近海外で有名になりつつありますし、その中で今回自分をアピールできて良かったと思います。
今年のメインレースはF3なので、そこで結果を出したいですし、来シーズンに向けて準備を万端に整えたい。今回の経験は、間違いなくF3にも活きると思っています。高い速度域でのマシンコントロールができたので、パワーもダウンフォースも小さいF3で乗る時に、クルマのことをより理解しやすくなると思うんですよ。1回高い次元を知っているから、クルマのバランスも伝えやすいと思うので、そこはすごく身に付きました。あと、ロングのレースをできていれば、そこもまた経験としてF3に活かせたと思うんですけどね」