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第6戦 サタデーミーティング 一貴、伊沢がSF19の印象を語る

2018年9月8日

 9月8日、フリー走行終了後、メディア向けのサタデーミーティングが催さた。まず、8月30、31日の両日、栃木・ツインリンクもてぎで実施された新型車両「SF19」の第3回開発テストについて、車両をドライブした中嶋一貴と伊沢拓也がその印象を語った。
「(SF19)は良くできたクルマというのが第一印象。テストではトラブルなく乗れた。キャラクターとしては空力やタイヤサイズの違いもあり、少し(SF14)印象が違う部分もあるが、走行する中でクルマのいい部分を見ることができた」と言うのは一貴。一方、伊沢は「先にテストをした人たちの感想を聞いて先入観を持っていたが、乗り出すと違和感がまったくなく、フロントタイヤ(幅)が広くなったことでグリップが上がったというよりは、挙動範囲が広くなったし、クルマ全体のダウンフォースも少し増えたように感じた。また、コーナリング自体はSF14よりも速く走っている感覚があった。ただ、スイフトから(現行マシンの)ダラーラに変わったときのような大きな違いはなかった」とコメントした。

 また、一貴はテストでは非公式ながらもてぎのコースレコードを更新。これについて「クルマやタイヤをいろいろとテストする中でポジテイブな面が見えてきた。(車両は)扱いづらい部分もないし、いい意味での正常進化だと思う」。また伊沢は、「フロントタイヤが太くなることや、ダウンフォースが増えたことで、今年の(SF14での戦い)おもしろさがもし消えてしまうのであればどうかなとは思うが、それはレースをしてみなければわからないこと」としながらも、「今週末のレースで、一人だけSF19で走ったら勝てるんじゃないか」と答え、笑いを誘った。

 続いて、株式会社日本レースプロモーションの倉下明社長が、ここ最近続く自然災害からの一日も早い復旧、復興を願うと挨拶。さらに、悪天候の心配が残る岡山戦の決勝レースについて、「厳しい状況になる可能性もある。とはいえ、安全性を犠牲にすることなくいろんな可能性を含めてレース実施に向けての最大限の努力をする」と説明。時間やフォーマットの変更も含め、あらゆる方法を模索中とした。
 さらに、上野禎久取締役 SF事業本部長が最終戦の鈴鹿大会におけるレースフォーマット決定をアナウンス。結果、1レース・250kmの基本形式で実施するという。さらに、ウィナーにはボーナスポイントとして別途3ポイントが与えられ、ポールポジションと優勝により、最大14ポイントが獲得できることが明らかとなった。

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