エンジニアたちの作戦計画
第1戦鈴鹿サーキット

KONDO RACING

3田中耕太郎

ドライバー：山下健太

1.2019年シーズンに向けて

新たにトラック・エンジニアとして活動される方、移籍された方、担当するドライバーに変更があった方、それぞれ自己紹介、担当車両・ドライバーの紹介をお願いします。: コンドーレーシング #3山下健太担当の田中耕太郎です。
3月・2回のテストを通して、SF19との「対話」は進みましたか? どんなキャラクターのマシンだと受け取られていますか? セットアップの「鍵」はどのあたりにありそうですか?: SF14よりももっと過激なレーシングマシンだと思います。
担当されるドライバーは、競技運転者としてどんな個性、ドライビングのリズムの持ち主でしょうか?　ずっとコンビを組んでいて、ファンの皆さんに良く知られているドライバーでも、この際、ぜひ一言(以上)お願いします。: いろんな意味で非常にナチュラルで速いドライバーです。
ドライバーはSF19についてどんな印象を語っていますか?: ドライバーはきっと速く走れればなんでもOKで、健太君は車両について語りたがるような性格ではありません。

2.開幕戦・鈴鹿サーキットに向けて

2回のテストの状況、成果を踏まえつつ、鈴鹿における緒戦に向けて、SF19のセットアップは空力、足回りなど、それぞれどのあたりがポイントになると考えていますか?: 気候の変化が一番気になる所です。
「持ち込み」セットアップからまず予選、そして決勝に向けてセッティングを煮詰めてゆく中では、どんなことに着目して進めてゆきますか?　例えばコースを走る状態の着眼点、タイムや速度、タイヤ、ドライバーのコメントなど、現時点で想定している範囲でお答えいただければと思います。: テストの続きから進めます。
レース戦略、タイヤ選択と履き替え(ピットストップ)のタイミングなど、どんなパターンが想定されているでしょうか?　現状、何パターンほど考えていますか?: 前回テストの実績をもとに、獲得グリッドと相談して決めますが、3パターンほどでしょうか?
今シーズンは、オーバーテイクシステム(OTS)がレース中の総使用時間100秒、一度作動させた後は100秒の間隔が設定されている、と作動条件が大きく変わりましたが、どんな使い方が考えられるでしょうか?: 全く使わないで勝てるように戦いたいので、あまり深く考えていません。
鈴鹿での開幕戦での目標(成績だけでなく、エンジニアとして“見つけたい”“仕上げたい”ことなどについても)はどのあたりに置いていますか?: とりあえず現状維持で、きちんとレースを戦いたい。
今シーズン全体をどう戦ってゆこうと考えているか、最終的なターゲットをどこに置いているか、について教えてください。: 健太君の驚くような速さをお見せしたいです。
最後に、スーパーフォーミュラを観戦し、楽しまれているファンの皆様に一言お願いします。: ドライバー、チーム、ルール、監督さんのキャラ、レースクイーンのおねえさん等々、知れば知るほどおもしろいスーパーフォーミュラにご期待ください。