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「僕たちに合わないコンディションだった」

2019年7月14日

No.1 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「僕たちに合わないコンディションだった」

「Q1からQ2に向けて、大きくセットを変えることはありませんでした。タイムとしては僅差というより(Q2トップとは)秒単位で遅かったので、根本的に今回のコンディションに合ってなかったのかなと思います。(チームメイトの)福住選手が最初(Q1)の1セット目でいいタイムをマークしていたので、彼を参考にしようと思ったものの今回は2台でクルマ(のセット)が違っていて、全部をコピーするには大きな作業になってしまうことからそのまま行きました。
1セット目に彼が出したタイムを2セット目にそれを上回ったかというと、彼自身もそれを上回れなかったし。彼は1セット目をユーズドでいって、2セット目は新品で履いても全然ペースが上がらなかったみたいで。結果、僕と同じくらいのタイムしか出なかったし。それが中古だったから良かったのか、今回、用意された新品があってないのか、まぁ僕も答えがわかってたらもっと悩まずにもっといいタイムが出せたので。本当のところはわからないですけど、中古が良かったみたいですね。
クルマのバランスというかレベルが少し低いのでそれを上げたかったのですが、何をしたら上がるのか短時間の中でなかなか答えを見出すことはできなかったし、大きなセット変更はできなかったので、そのまま行ったら、案の定Q2もなかなか思うように走れなくて。これが0.1〜0.2秒差で負けましたというのであれば、(クルマの)バランスであったり僕のちょっとした走り方で変わったかと思うのですが、ポールポジションを狙おうとしても秒単位で遅いし、全然グリップもしなかったので、さすがにこれではQ3に行けないなぁと。まぁ、妥当な結果だと思います。とは言えこれでしょうがないとは言ってられないし。明日も雨っぽいので、ちゃんと追い上げられるクルマをみんなと一緒に作って追い上げていかないといけないですね。
どんなコンディションであれ、調子のいいクルマが予選で前にいたのは事実。僕らにはそれがちょっと足りませんでした。一方で、今回速かった人たちが前回のレースで速かったかというとまったく真逆ですよね。前回のレースで速かった人は今回の予選で特に手こずっているのを見ると、サーキットの特性よりも持ってるクルマのキャラクターがコンディションに合ってないのかなと。路面ができているときに速く走れるクルマもあれば、路面がこういうふうにウエットになって低ミューになったときに力を発揮するクルマもあるし。そのへんがもうちょっと理解できてわかるようになれば、多分どのコンディションでも走れるんですけど。ちょっと今回は僕たちに合わないコンディションの中に入ってしまいましたね。ただ、その中でももうちょっと前に行きたかったなと思います」

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