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「来年はレッドブルのドライバーを2人、ヨーロッパから連れてくる」ヘルムート・マルコ氏インタビュー

2018年8月21日

今回の全日本スーパーフォーミュラ選手権 第5戦もてぎ大会には、ヨーロッパからビッグネームが初来場した。F1レッドブルレーシングのモータースポーツアドバイザーであり、多くのレッドブル・ジュニアドライバー育成を手掛ける元レーシングドライバーのヘルムート・マルコ博士だ。マルコ博士は、予選から決勝までスーパーフォーミュラのクルマやレース内容などを熱心に見学。日本人のレッドブル育成ドライバーである福住仁嶺や平川亮らとも談笑していた。そのマルコ博士に、今回の来日の目的やスーパーフォーミュラに対する印象を、決勝スタート前に聞いた。

Q.今回スーパーフォーミュラを見に来られたのは、どういう経緯だったのですか?

ヘルムート・マルコ博士(以下、HM):私たちは、去年のピエール・ガスリーのパフォーマンスにとても感銘を受けたんだよね。彼が日本に来て、いかにドライバーとしても人間としても、開発されたかということに。彼は日本に来たことで、より自信を深めたし、実際日本でとても成長したんだよ。だから、実際にスーパーフォーミュラを見てみたいと思ったし、来年からの新しいクルマもあるということだったからね。新しいクルマは、現在のものよりもより大きなダウンフォースがあるし、スピードも高い。多分、来年、ヨーロッパからレッドブルのドライバーを2人、スーパーフォーミュラに連れて来ると思う。F2と比べても、スーパーフォーミュラはよりコンペティティブなシリーズだからね。

Q.今回、レッドブルにサポートされている日本人ドライバー2人のパフォーマンスもチェックしましたか?

HM:うん。もちろん彼らの仕事ぶりも見ているし、チームがどういうことをしているのかも見ているよ。残念ながら、予選は2人とも余り良くなかったから、決勝ではどのように戦うのか、楽しみにしているよ。

Q.実際にスーパーフォーミュラのSF14、新しいSF19をご覧になった印象はいかがでしたか?

HM:さっきも言ったように、クルマはF2と比べて、よりダウンフォースが大きいし、パワフルだよね。私たちの意見として、ヨーロッパのドライバーたちがF1への準備をするために、とてもいいクルマだと思う。ヨーロッパのドライバーたちは、すでにヨーロッパのコースを知っているしね。その点、日本のドライバーたちはヨーロッパに来て、ヨーロッパのコースを知る必要があるけれど。また、ホンダとレッド・ブルの協力関係の中で、私たちはスーパーGTへのサポートをすることも考えている。私たちが、世界中で展開しているようなドライバーをリサーチするプログラムを日本でも展開したいと思っているんだ。多分、その中で、私たちはF1で優勝できる能力を持った日本人ドライバーを見つけることができるんじゃないかと思っているんだ。

Q.日曜日朝のフリー走行でピット作業などもご覧になったと思います。もちろん実際のレース中の作業とは違いますが、そういうものをご覧になって、スーパーフォーミュラのレーススタイルなどにはどのような印象を持たれましたか?

HM:すごく壮観だし、素晴らしいよ。私はメカニックがクルマの回りで飛び回ったりするのを見たけど。それに観客にとってF2と違うのは、給油があることだよね。だからこそ、すべてにおいて、コンペティティブなシリーズだと思う。

Q.先ほど、来年ヨーロッパから2人、ドライバーを連れて来たいというお話でしたが、そのために新しいチームを立ち上げるおつもりなのでしょうか? あるいは、ホンダの方々と相談のうえ、既存のチームと仕事をされるおつもりなのでしょうか?

HM:そこはまだ決定していないんだよ(笑)。昨日、山本さん(Honda モータースポーツ部長)とその話を始めたばかりだからね(笑)。明日(月曜日)にまた山本さんと会うから、さらに話を進めるつもりだし、F1の日本グランプリの頃には、もっと詳細なことが見えてくると思う。

Q.ただ、現在でもシートの数が限られていて、そこにヨーロッパのドライバーが2人入ってくることになると、日本人ドライバーが座れるシートがさらに限られたものになると思ったもので…。

HM:いやいや。日本人ドライバーからシートを取り上げるつもりはないよ。私たちの目的は、ジュニアドライバー育成のためにコンペティティブな戦いの場を維持しておきたいということなんだ。

Q.ピエール・ガスリー選手やダニエル・ティクトゥム選手から、このシリーズについての話は聞いていましたか?

HM:もちろん。彼らはレース毎にレポートを作って、私に提出しなければならないからね。だから、このレースについても多くの情報を得ていた。今年のピエールのF1でのパフォーマンスは印象的だ。特に前回のブダペストやバーレーンでは良かったよね。それこそ、このカテゴリーがF1ドライバーになるために、とてもいい教育の場となっていたということの証なんだよ。

Q.彼らのレポート全てに目を通していらっしゃったということで、今回来場されるのも楽しみにされていましたか?

HM:レポートと、実際に現場で見るのとは違うからね。今回来てみて、とにかく新しいSF19には感動した。SF14よりダウンフォースがあるし。それに、初めてもてぎに来て、とても要求の厳しいサーキットだということを知ることもできた。これで私は、鈴鹿、富士に続いて、もてぎも知ることができたんだよ。

Q.過去、あなた自身もレーシングドライバーでしたが、今回SF19をご覧になって、もしチャンスがあれば運転してみたいと思われましたか?

HM:いやいや(笑)。レーシングドライバーの仕事はもう終わったことだし、私は今、別の仕事をしているからね。

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