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エンジニアたちの作戦計画
第1戦 富士スピードウェイ

KONDO RACING

3阿部 和也

ドライバー:山下 健太

今季の担当車両・ドライバーとコンビを組むのはいつからですか? ご自身の移籍、担当ドライバー変更などがあれば、それも書き添えてください。

#3 山下健太選手を2020年から担当 (昨年と同じ体制)

簡単に(でなくてもいいのですが)自己紹介をお願いします。またモータースポーツ・エンジニアとしての経験・経歴についても語っていただければと思います。

チームルマンでメカニックを経てエンジニアとなり、中嶋企画、チーム無限でエンジニアの経験を積みました。昨年からSFはKONDO RACINGの3号車、スーパーGTではルーキーレーシング14号車のエンジニアを担当。

モータースポーツの仕事に就かれる前の経歴、他の職種からの転職など、お教えください。

自動車整備専門学校(トヨタ学園)卒業後に、チームルマンにメカニックとして入社。どうしてもGTレースでメカニックがしたく、複数チームに直接手紙を送って、その中で唯一チームルマンの当時の社長 “土沼さん”が拾ってくれた。土沼さんがいなかったら私はこの業界にいなかったかもしれない。 チームルマンで8年ほどメカニックを経験した後、エンジニアに移行。
注)土沼さん:土沼広芳氏。チームルマンのエンジニアとして全日本F3000でラルフ・シューマッハを、全日本GTではラーク・マクラーレンを年間チャンピオンに導くなど赫々たる戦績を挙げている。その後は同社社長としてそのレース活動全体を統括し、昨年からSFL(アルビレックスRT)を手がけるなど、現場最前線にも立っている。

開幕前2度のテストでは、今シーズンに向けてどんな狙いでプログラムを消化しましたか?「このくらいなら書いてもいいかな」というところで、大きな流れだけでも良いので教えてください。「全部、内緒」でもかまいませんけれど…

昨年はシーズン中盤からパフォーマンス不足となり、その原因と今後のセットアップの方向性を探ることがメインとなった。

開幕前のテストを通して、ドライバーのマシンとのコミュニケーション、手足のように操る一体感は深まった様子でしたか? そのポイントはどのあたりでしょうか?

びっくりするくらいのパフォーマンス不足。全然一体感はなく、全く思いどおりにクルマが反応しない。富士テストの最後のセッションで、ようやく改善の兆しが見えたが、それが本当に正しいのか自信はない。開幕に向けて不安しかない。

SF19のセットアップを仕立て、仕上げる中でご自身として「ここが肝心」と考えているポイントはどのあたりでしょうか? もちろん複数あると思いますが、重視する度合いで言えば、どんな順番、あるいは流れになるでしょうか?

優先度1 : エアロ
優先度2 : メカニカル
注)エアロ(セッティング):言うまでもなく、車両全体の空気力学的特性の調整のことだが、SFをはじめとする今日の純競技車両では、車体底面と路面のごく小さな隙間を流れる空気の圧力変化によって発生するダウンフォースが大きく、前後の地上高=車体姿勢を決めることが空力セッティングの重要なポイントになる。前後ウィングの角度設定などはその次の要素と言ってもいい。
注)メカニカル(・グリップ):自動車競技を突き詰めると「タイヤと路面の摩擦力を最大に引き出す」ことに行き着く。その中で、空力的ダウンフォースは慣性質量を増やすことなくタイヤへの荷重→摩擦力を増やす。それに対してサスペンション機構によってタイヤを可能な限り良い状態で路面と触れ合わせ、摩擦力を引き出すこと全般を「メカニカル・グリップ」と言っている。”

今年の目標を教えてください。

レースをする以上は当然勝つこと、タイトルを獲得することが目標だが、3号車の今のパフォーマンス・レベルを考えると、まずはコンスタントに上位争いに加わること。

最後に新しいシーズンに向けてSFを愛するファンの皆様に一言。

KONDO RACINGは必ず強くなります。応援よろしくお願いします。

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